他の県に移住したい!
移住してから後悔した声を知りたいな
今回はこのような声におこたえしていきます。
近年、全世代で移住への関心が高まっており、思い切って移住する方が急増。とはいえ、移住したけれど「自分には合わなかった…」と後悔する方が多数います。
実際、「移住してはいけない」とウワサされる県があることも事実。
多額の引っ越し代がかかったり、就職先が決まると引越しをし直すことが難しいので失敗を避けたいですよね。
そこで今回は、移住してはいけない県ランキングと、失敗の原因についてご紹介します。
移住してはいけない県ランキングの選び方と注意点
選び方と注意点
- 将来性
→仕事の種類の豊富さとやりがいがあるか - 収入
→昨今の情勢を踏まえ、相応の給料なのか(毎年更新される実際のデータを参照) - 独自性
→県ごとに独自の魅力がある点を考慮し、厳選 - 安全性
→事故率や災害の起きやすさ(実際のデータを参照)
上記は、移住してはいけない県ランキングの選び方と注意点です。
「移住してはいけない県ランキング」は主観的な意見や個人の好みに依存する部分が大きいため、ランキングをつけることが通常は困難です。
しかし、今回は日本の都道府県にはそれぞれ独自の魅力や特徴があることを考慮し、ランキングを作成しました。
どの県が移住に最適かは、個人の置かれた状況や価値観によって変化します!
移住してはいけない県ランキング
- 理想と現実のギャップが多い
- 「やめとけ」と検索されている数や情報が多い
(逆に言えば人気のある県とも言える)
移住してはいけない県ランキングというタイトルですが、移住してギャップを感じ後悔した方が多い県を、上記の選定方法をもとに紹介します。
一般的なメリット・デメリットを記載していますので、デメリットを理解して移住すると後悔せずに済みますよ!
1位:沖縄県
- 暖かく過ごしやすい気候
- 陽キャが多くて楽しい
- 時間にルーズな方でも許容される
- 綺麗な海でマリンスポーツを楽しめる
- 台風による被害が大きい
- 渋滞しやすい
- 進学率がかなり低い
- 給料が安い
- 家賃が高い
沖縄県は、時間にルーズな方が多く周りの方も許容してくれます。仕事に追われ、せわしない毎日にストレスを抱えていた方にとっては良い移住先。
しかし、沖縄県は自家用車の保有率が多いですが移動が不便。連日、多くの観光客がレンタカーを使用したり、バスが通りやすいように朝と夕方バスレーン規制が行われているため、渋滞が発生しやすいです。
また、進学率がかなり低いので、働き口が限られます。若くして結婚するも離婚率がトップ。給料が安いのに家賃が高いので、貧困率も高く貯金が十分にできません。
さらに、強い勢力の台風がよく通るので、台風による被害で起きた修理費がかかります。災害級の不測の事態に、何度も対応しなければならない大変さがキツイです。
危険を伴う生活に、危機感を覚える方が多くいます
2位:北海道
- 乳製品や海産物が安くて美味しい
- 雄大な自然が観光地と都心どちらにもある
- ウインタースポーツが楽しめる
- 夏はカラッとした気候で過ごしやすい
- 冬の雪かきが大変
- 雪による、極寒の寒さ
- 光熱費が高くなる
- 給料が低い
- 交通機関が豪雪の影響で、遅延・運休する
北海道では、美味しい乳製品や海産物がかなり安い値段で食べられます。都会では500円の値段の寿司が、北海道だと200円で食べられるなんてことはよくある話。お会計の平均額が低いので、魚好きにとっては嬉しい移住先ですね。
ウインタースポーツの、ボブスレーやクロスカントリーといった、馴染みのないスポーツ体験も可能。北海道の雪質は世界的に見ても良いと評判なので、楽しめる事間違いなしです!
しかし、積雪量が多いので毎年雪かきが大変。腰が砕ける…と思うほどの労力を必要とするので、出勤前に体力仕事をしなければならない毎日に嫌気が指す方が多いです。
さらに、冬季の寒さに対応するために、家の構造を二重扉の玄関・二重窓・床暖房・ストーブというように完備していたとしても、耐えられないほどの寒さが毎年襲います。
暖房を使用する時間が長いので、光熱費が高額になります。近年、光熱費が値上がりしたり、原油価格が高騰しているので出費がかなりキツいです。
雪国での生活を甘く見ていた方が、音を上げている現状です
3位:福岡県
- 主要施設が狭いエリアに集合しているため、移動少なく買い物ができる
- 終電文化が無いため、深夜から早朝までオープンしているお店が多い
- 他人と関わることが好きな方にとって最高の環境である
- 飲酒運転率が全国的にも高く、運転が荒い人が多い
- 知り合いに会いやすいので、プライベートに干渉される
- 降水量が全国的に見て多い地域である
- コンパクトシティであるがゆえ、郊外に住むと施設が無く不便
福岡県は、ショッピングセンターや公園などの遊べる施設が1エリアで完結する移住先。便利な施設が点在していないので、移動に時間を要しません。
タクシーで帰っても安い料金で収まるので、「終電で帰る文化」がない住民が、早朝まで飲み歩くことが頻繁にあります。
また、人間関係の問題はどこでも起こり得ますが、とくに福岡県は悩みやすいです。人が狭いエリアに密集するため、知り合いに会いやすくプライベートの時間に介入されることが多いです。
村社会のような近しい関係になるので、ウワサが広がったり初対面でも踏み込んだ質問をしてくる方がかなりいる環境。
さらに、飲酒運転率が高く交通量が多いので、事故に遭いやすく危険だという声も上がります。
このような背景から、「コンパクトシティ」と呼ばれるほど狭い県です
4位:長野県
- 東京へ新幹線1本で行けてアクセスが良い
- 別荘地が多い
- 温泉が多い
- スキー場が多い
- 冬の寒さと雪の多さに困る
- 周りの方との人間関係に困る
- 地域によっては、インフラが十分ではない
- 県内の移動は、車がメインになる
長野県は、別荘地が多いので非日常感を味わえる移住先。全国的に見て温泉が多いので、県内各地に広がる温泉を楽しめます。
しかし、田舎であるがゆえ地域住民どうしのコミュニティが密接。一度、関係がギクシャクすると孤立する可能性が高まります。
地域によっては、インフラが十分ではないため不便です。快適に暮らすなら、観光地周辺や大きな道路から、近いエリアで家探すことをおすすめします。
また、節約して暮らしたい方は固定費をおさえたいですよね。しかし、長野県は車での移動がメインとなるので維持費がかかります。冬は暖房器具を使用するので、変動する光熱費も不安な点のひとつ。
普段、電車通勤や雪が降らない地域の方が移住すると支出額に驚くはず
5位:京都府
- 碁盤の目の道なので、道路が整備されている
- グルメ巡りができる
- 自然が多いので、四季の景色が楽しめる
- 日本の文化を学べる環境
- 盆地ゆえ、災害が多い
- 観光地周辺は、騒がしい
- 移住者に厳しい人や高齢者が多いので、人間関係に困る
- 物価が高い
京都府は自然が多いので、四季の景色が楽しめる移住先。一年を通じて新しい発見がありますよ!
しかし、盆地なので不快感を感じる気候。山地が多く風が弱いので、夏はジメジメした暑さと冬は冷んやりとした寒さに嫌な思いをしてしまいます。
京都府はグルメ激戦区なので、グルメ巡りを楽しめますが物価が高い県ランキング上位。グルメ店に足を運ぶと出費を強いられます。
また、伝統やしきたりを重んじる風潮なので、よそ者に厳しい態度で接する京都人が多いです。京都に住む3人に1人が高齢者なので、固まった思考による話の中身のキツさに音を上げる方が多くいます。
収入面や、寛容な心で会話するといった「余裕」が必要な地域です
移住が失敗する原因とは? 都会・田舎のメリット・デメリットを比較
- 仕事
→自分の職業やキャリアに合った仕事が見つからなかった - 生活費
→生活費がかかり、自分の予算に合わなかった - 教育
→進学率が悪く、自分が学びたい分野を教える施設がなかった - 交通の便
→渋滞や満員電車が多く窮屈or1時間に1本しかバスが出ないので不便だった - 自然環境や趣味
→自然が少ないorジムやスポーツ施設が少なかった - 住民との繋がり
→移住者への差別、偏見が強いため交流ができなかった
都会 | 田舎 | |
---|---|---|
住みやすさ | 狭い | 騒がしい広い | 静か
自然 | 少ない | 多い |
害虫 | ゴキブリに 注意 | 少ないムカデ・蛇・蜂に注意 | 多い
誘惑 ・ 勧誘 | 夜の遊び系・営業系に注意 | 多いオレオレ詐欺系に注意 | 普通
公共交通機関 | 充実 | 乏しい |
買物 ・ グルメ | 営業時間が 長い | 充実営業時間が 短い | 普通
医療施設 | 充実 | 乏しい |
仕事 | 豊富 求人は多い | ジャンルが狭い 求人は多い | ジャンルが
人間関係 | 寂しいが 人間関係が 分かりやすい | シンプル温かみは 感じるが 人間関係が時に鬱陶しい | 複雑
おしゃれ | ファッションも楽しめる | 都会の街並みがおしゃれ田舎の街並みがおしゃれ ファンションは浮いてしまう |
娯楽 | 遊べる幅が広い | 施設が豊富遊べる幅は狭い | 自然が豊富
災害 | 食糧供給が不足 | 比較的危険食糧供給しやすい | 比較的安全
コスト | 家賃は高い 車は不要 | 普通家賃は低い 車は必要 | 普通
総合得点 | 29点/39点 | 26点/39点 |
移住のやり方 | 移住する | 移住する |
下記の記事で、都会と田舎のメリットをまとめました。ぜひ、ご覧ください。
移住で失敗しないためにすべき5つのこと
- 移住する目的を明確にする
- 家族の了承を得る
- お試し移住で現地の生活を体験したり、調査をする
- 事前に就職・転職先を探しておく
- 移住支援が手厚い自治体を選ぶ
移住で失敗しないために、すべきポイントをご紹介します。
1つずつ解説していきます
①移住する目的を明確にする
- 仕事のキャリアアップのため
- 将来を約束しているパートナーと過ごすため
- 子供にのびのびと生きて欲しいから
- 災害が少ない場所で、命を守りたいから
- 実家との繋がりを優先したいから
上記のように移住する目的を明確にすることで、「なぜ、この町に引っ越してきたのだろうか…」と悩まず過ごせます。
気候・人間関係・市の条令・交通網の不便さなど、移住してから嫌だなと感じる事は1つや2つ出てくるはず。
「思っていた環境と違った」という感情が出る原因は、移住することがゴールになっているから。「移住先で〇〇を成し遂げたいから引っ越す」と明確なゴールを決めることで、移住の失敗を防げます。
あらかじめ目的を決めておけば些細なことで悩みすぎなくなりますよ!
移住前も移住後も、見栄を張らず冷静に目的を考えると上手くいきます!
②家族の了承を得る
移住で失敗しないために、必ず家族の了承を得ておきましょう。
勝手に移住を決断してしまうと、「相談もなしになぜ?」と不信感を抱かれてしまう原因になりかねません。
周りに迷惑や、不安を与えてしまいます。周囲との関係でギクシャクしないためにも、相談したり複数回移住したい旨を伝えましょう。
仕事の上司にも、早めに退職する意向を伝えることも大切です!
③お試し移住で現地の生活を体験したり、調査をする
- 事前に用意するべき服装がわかる
- 気温や気候に順応できるのか確かめられる
- 現地で知り合いや人間関係を築ける
- ネット上でリサーチした物件を下見できる
- 現地での仕事の情報を得られる
お試し移住で現地の生活を体験したり、調査をすることで移住の失敗を防げます。
先入観でものごとをとらえていると、「こんなはずじゃなかった」という後悔がうまれてしまいます。「ものは試しだ!」という感覚で、現地の様子を肌で感じに行きましょう!
また、季節ごとに現地へ行くこともおすすめ。気温に応じた服装や過ごしやすい気候なのかを肌で感じたり、冬季は光熱費を抑えるためにどんな家電を住民が使用しているのか?雪かきが必要なのか?などを観察できます。
「この地域で生活する上で、自分は無理のない範囲でこなせるのか」を冷静に客観視できますよ。
疑問を徹底的に洗い出す勢いで、現地調査をしてみてくださいね。
考えるより、まず行動が大切です!
予約サイトは下記をクリック
楽しい旅行になりますように!
④事前に就職・転職先を探しておく
居住前に、就職・転職先を探しておきましょう。
対面で、最低限のサポートが欲しい場合は各県のハローワークで相談しましょう。
どちらも無料で相談できるので、安心です!
⑤移住支援が手厚い自治体を選ぶ
- 県外から移住し、就職したら10万円支給
- 奨学金の返済がある若者に、就職したら毎月定額を支給
- 就職先を探すサービスがある
移住支援が手厚い自治体を選ぶと、移住前と移住後のお金の管理がしやすくなります。
引っ越し代が高額だから、移住は辞めようと諦める必要はありません。引越し費用を補填してくれる自治体があるので、移住のハードルが下がりますよ!
実際に筆者は、20万円支給を受けました。引越しの初期費用と、生活費の足しになったのでありがたかったです!
移住する大きな決め手となりうるので、事前にリサーチしましょう!
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
移住してはいけない県ランキングをまとめました。移住に失敗する原因は、仕事や理想との現実の差がかなりあるようです。
先人の教えを胸に、最適な移住先選びができるよう学ぶことが大切。失敗を防ぐためのポイントを移住前にしっかり抑え、後悔の少ない選択をしましょう!
移住に成功して長く住める環境に身を置けることを願っております!