岐阜市観光がしたい!
織田信長公のおすすめのスポットを知りたいな
今回はこのような声にお答えしていきます。
岐阜といえば、天下統一の意志を持ち戦国時代活躍した織田信長公が有名。岐阜県民はもちろん、歴史好きな方やゆかりの地を観光する際に巡って楽しみたいですよね。
そこで今回は、岐阜市・岐阜城の日帰り観光モデルコースをご紹介します。
岐阜市といえば?観光モデルコースの楽しみ方
岐阜市といえば、下記の人気スポットが挙げられます。
- 岐阜城
- 織田信長ゆかりの地
- 金華山
- 岐阜公園
- 川原町の古いまちなみ
- 長良川
- 長良川の鵜飼
- 長良川温泉
- 長良川花火大会
- 春の岐阜まつり(道三まつり)
- 秋のぎふ信長まつり
- 美濃和紙
- 岐阜提灯
- 鮎料理
- 鰻料理
- けいちゃん焼き
- とんちゃん
- みたらし団子
- 濃姫(イチゴ)
- 岐阜の地酒
- 鮎菓子
美濃地方の料理や、伝統工芸品が有名です!
【岐阜市観光モデルコース】日帰りで織田信長公ゆかりの地を巡るプラン
今回は、織田信長公ゆかりの地を巡る日帰りで楽しめる岐阜市観光モデルコースを紹介します。
プランを時系列でまとめます!
1日目
岐阜駅に到着
岐阜駅は、県内で最も1日の利用者数が多いJR東海の駅。
岐阜市の人口は約40万人いるため、通勤や通学で多くの人々が利用しています。発着するバスや電車の便が多く、全国から移動しやすい利点も。
また、岐阜駅から名古屋駅までは電車で約30分で到着するためアクセス抜群な岐阜の主要な駅です!
利便性が高くて最高な駅ですよ!
黄金の信長像がお出迎え
黄金の信長像は、岐阜駅の岐阜城側の改札を出ると目の前に現れる像。
3mの信長公の全身は黄金であり、台座を含めると11mの高さがあるため目を惹かれますよ!マントを羽織り、勇ましく仁王立ちする様子を写真におさめたくなるはず。
左手に西洋兜、右手に火縄銃(種子島)を持ち真っすぐ前を見ています。夜間はライトアップされるため、輝く信長の姿をいつでも鑑賞できますよ!
岐阜市制120周年を記念し、市民の寄付により設置されました!
JR岐阜→岐阜公園歴史博物館前まで「岐阜バス」で向かう
JR岐阜から岐阜公園歴史博物館前まで、岐阜バスで向かいます。
岐阜市内を移動する際に、バス移動は非常に便利!乗車料金もリーズナブルであるため、何度乗車しても旅行時の交通費の負担が少なくすむ点が魅力的です。
タクシーを使わずとも、短い時間間隔で発着しています!
岐阜市歴史博物館で織田信長公が活躍した戦国時代を知ろう
岐阜公園内にある岐阜市歴史博物館で、織田信長公が活躍した戦国時代を知りましょう。
模型や展示品が並ぶ「戦国ワンダーランド」は、信長公の生涯を紹介する年表や戦国時代の着付け・遊び体験ができます。また、信長の政策の一つである楽市場を再現したエリアを歩くことで、リアルかつタイムスリップしたかのような感覚を体験できますよ!
実際に手で触れて体験することで、より学びが深まります!
岐阜公園の「若き日の織田信長」を観光する
岐阜公園の正門前にある「若き日の織田信長」を観光しましょう。
岐阜城を背景に、馬にまたがりながら、後方に向かって弓矢を放つ姿が魅力的です。信長は、山野を駆け回り、乗馬や鉄砲、水練をして鍛錬していたためエネルギー溢れる勇ましい様子を感じられますよ!
なんと、こちらは長崎平和祈念像の作者である彫刻家・北村西望作が手掛けた像。岐阜市制100周年を記念し、建てられました。
戦国時代を、力強く駆け抜けている様子を彷彿させます!
岐阜公園の織田信長居館跡を観光する
岐阜公園の織田信長居館跡を観光しましょう。
絢爛豪華な館の姿はありませんが、巨石を立て並べた入口や金箔瓦を使用した建物、巨大な岩盤を背景に2本の滝をつくり流していた庭園の跡があるため織田信長時代の居館の雰囲気を感じられます。
戦いを進める中、「地上の楽園」と宣教師達からたたえられるほど魅力的な宮殿を建てた信長のセンスに脱帽するはず…!宮殿で最高のおもてなしをして、交流を深めていった人柄を知る絶好のスポットです。
大正時代に建てられた三重塔は、大正天皇の即位を祝う御大典記念事業として企画され、市民の寄付金で岐阜市が建立しました。明治神宮や築地本願寺を手掛けた、日本建築史学の創始者「伊東忠太氏」が設計しています。
発掘調査が進められているため、今後新たな発見に至る日が楽しみです!
岐阜公園近辺で食べ歩きしてもOK
岐阜公園近辺で食べ歩きするルートもおすすめです。
公園を散策して、ゆったりと岐阜の自然を肌で感じる時間も醍醐味。食べ歩きができる店舗が集うため、フラリと気になるお店に入ってみてください!
田楽や五平餅、おでんが特におすすめです。岐阜を代表するお土産や、飛騨牛グルメもあるため飽きませんよ!
時間に余裕があれば、何店舗か巡ってみてください!
ぎふ金華山ロープウェーに乗り、金華山山頂へ向かう
ぎふ金華山ロープウェーに乗り、金華山山頂へ向かいます。
岐阜公園と金華山の山頂を4分で結ぶ便利さと、眼下に広がる濃尾平野や長良川の景色を楽しめる点が魅力!周辺の木々はありのままの自然な姿で残されているため、春夏秋冬異なる景色を楽しめます。
360°ガラス張りのゴンドラは、ドキドキしますが最高の景色を楽しめます♡
金華山山頂の展望レストラン ル・ポン・ドゥ・シェルでランチを楽しむ
金華山山頂のレストラン ル・ポン・ドゥ・シェルでランチを楽しめます。
長良川や濃尾平野の雄大な景色を一望しながら、食事する時間が素敵!A5ランクの飛騨牛を使用した飛騨牛焼肉丼や、岐阜県産の岐阜味噌を使用したどて丼が人気です。
デザートは、糖度25度の岐阜県産「天下布武信長バナナ」を使用した信長バナナアイスがおすすめ。
宣教師から献上されたバナナを信長が日本で初めて食べたという説があるため、海外との交流を積極的に行っていた信長の凄さを感じられますよ!
どて丼には、岐阜市発祥の「鮎菓子」がセットで付いてきます♡
テラスコート329で休憩
屋根付きハウス内で休憩できる、テラスコート329。
飛騨牛入りのフランクフルトや金華山を模したチュロスなど、小腹を満たす食べ歩きグルメを販売しています。
特に、「信長ぽっちゃりクレープ」がおすすめ!完全無農薬のブランド「信長バナナ」を使用しており、半解凍状態で提供されます。信長の可愛らしく出たお腹をパッケージで表現しており、思わずフフッと笑みがこぼれますよ♡
冷凍・半解凍・全解凍によって、クレープ生地やクリームの食感が異なります!
岐阜城(金華山)を観光する
岐阜城(金華山)を観光しましょう。
金華山一帯を城域とする岐阜城は、斎藤道山公と織田信長公の居城でした。現在、築城されている城の中でも、有数の標高の高さに構えており、楼上は展望台となっているため長良川や岐阜市街、濃尾平野を一望できます。
城内は史料展示室であるため、歴史を学びつつ美しい山々と街並みの様子をゆったりと楽しめますよ!
見どころが他にも沢山!下記の関連記事でチェックしてみてください♡
岐阜城資料館を楽しむ
岐阜城を出て、階段を下ると岐阜城資料館があります。昔の武器庫、食糧庫を隅櫓城郭造りに再現した建物であり、内部はフォトスポットになっています。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の撮影に用いた衣装や、実際に役を演じた俳優の顔を再現したマネキンを撮影できます。リアルな質感と存在感に圧倒される事間違いなし…!
ビデオゲーム「信長の野望」のイラストもあり、様々な作品で主役級の織田信長の凄さを体感できます。
岐阜城の入館券を提示すると、無料で入場できますよ!
天下第一の門を通過する
天下第一の門を通過します。
織田信長の大志をたたえ、偉業を後世に伝えるために岐阜市の記念事業で建てられました。「天下布武」を掲げ、朱印を用い本格的に動き出した城が岐阜城であるため信長の凄さを伝えたい想いがひしひしと伝わってきます…!
岐阜県が、誇る人物ですね♡
ぎふ金華山リス村を楽しむ
ぎふ金華山リス村は、タイワンリスと触れ合える施設。ぎふ金華山ロープウェーの乗車券を提示すると、割引料金で入場できます。
日本で初めて開園したリス村であり、可愛いリスにエサやり体験ができますよ!屋根付きであるため、雨の日でも難なく遊べます。
金華山には、野生のタイワンリスがいます。しかし、調教されていないため安全に触れ合いたい方は必ずリス村内で楽しみましょう!
冬眠しないリスの種類ですので、一年中ふれあいできます!
ぎふ金華山ロープウェーで降りる
再びぎふ金華山ロープウェーに乗り、山を降りましょう。
ロープウェーを利用せず、登山スタイルで下山希望の方は下記の関連記事から詳細をご確認ください!
降りる際も、雄大な景色を楽しめます♡
川原町の古いまちなみ近辺で食べ歩きを楽しむ
川原町の古いまちなみ近辺で、食べ歩きを楽しみましょう。
長良橋のたもとに建つ、鵜飼観覧船に乗車可能な場所に店舗が複数構えています。そのため鵜飼シーズンである夏は混みますが時期を外せば巡りやすいですよ!
特に、長良ういろや鮎料理が大人気。長良川の自然を和菓子で表現したり天然の川魚を食べられる老舗があるため魅力的です。
自然の恵みを、ひしひしと感じられます♡
正法寺で日本三大大仏の1つの「岐阜大仏(籠大仏)」を楽しむ
岐阜公園から徒歩3分の距離に構える正法寺で、日本三大大仏の1つ「岐阜大仏」を楽しみましょう。
第11代惟中和尚が、大地震や飢餓で亡くなる人々の姿に心を痛め建立。
骨格は木材で組み、外部は竹材と粘土、一切経の書かれた紙を張り漆を塗り、金箔を施してつくられた「乾漆大仏」としては日本一の大きさを誇ります。高さ13m以上あるため迫力満点!
完成以来、濃尾大震災や岐阜市のほとんどが被災した大空襲で無事だった凄い大仏です…!
より観光したい方は「岐阜 善光寺」「伊奈波神社」を巡る
より観光したい方は「岐阜 善光寺」を巡りましょう。
善光寺如来は、武田信玄の手によって信州の「信野善光寺」から甲府へ移されていましたが、信玄が没した後織田信長が岐阜へ移しました。移す際、岐阜 善光寺を創建し迎え入れたのです。
しかし、本能寺の変で織田信長が亡くなると次男の織田信雄が尾張へ。豊臣秀吉が京都へ。徳川家康が遠江浜松の鴨江寺へ移した後「信濃善光寺」の本所に戻りました。
また、「伊奈波神社」は織田信長の義父(信長の嫁の父)である「斎藤道三」にゆかりのある神社。岐阜城(当時は稲葉山城)を築城する際、道山が現在の場所に神社を移して「美濃国三宮」としての地位を確立しました。
もともと油売りをしていた道元は、美濃国の国主に成り上がり美濃のマムシと恐れられるほどの人物に。戦国時代における典型的な下剋上の体現者と言われています。
景行14年の創建であり、1,900年以上の歴史を持つ由緒ある古社。5柱の神を祀っており、様々なご利益があります!
どちらも、強力なパワースポットです!
岐阜城下町 月待ち茶屋
岐阜城下町にある月待ち茶屋は、年中美味しい鮎の塩焼きが食べられると人気。
郡上の天然鮎を、独自の焼き加減で提供しており岐阜市で鮎料理を堪能したい方におすすめです!
隠れ家のような、知る人ぞ知るお店です!
岐阜公園歴史博物館前→JR岐阜まで「岐阜バス」で向かう
岐阜公園歴史博物館前からJR岐阜まで、岐阜バスで向かいます。
岐阜駅が終点のバスの便が多いため、15分以内に次々とバス停にバスが来るため安心です。
帰宅ラッシュの時間帯は混雑するため、早めに乗車することがおすすめです!
帰宅する
岐阜駅に戻り電車や高速バスで帰宅します。
岐阜駅から発車するアクセス手段に困ったら、一度岐阜駅内の観光案内所で案内してもらいましょう。
難なく、旅を終えられたら最高です!
さらに岐阜市ではシーズンによって楽しい行事・イベントがある!
イベント内容 | シーズン |
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長良川の鵜飼 | 毎年5月11日〜10月15日 |
長良川花火大会 | 毎年8月中旬 |
岐阜まつり 道三まつり | 毎年4月上旬 ・2025年4月5日(土)10時~16時 ・2025年4月6日(日)10時~16時 |
ぎふ信長まつり | 毎年11月上旬 |
岐阜市では、シーズンごとに楽しい行事・イベントが開催されます。
目玉である鵜飼や、金華山山頂から望める美しい花火があり目を惹きますよ。岐阜城があるため、信長にちなんだ祭りも開催されます。歴史好きにはたまらないイベントです!
織田信長公とは?
織田信長公とは、日本の戦国時代を代表する武将。
1567年から1576年までの約9年間、岐阜城を居城とし天下布武を掲げました。同時に、天下統一の意志を示し革新的な政策を次々と行った人物です。
織田信長の功績と人物像
- 天下布武の理念
信長は「天下布武」(天下に武を布く)と掲げ、戦乱の世を終わらせ平和で統一された日本を目指しました。この理念のもとで、軍事力だけでなく経済や政治の改革も推進したのです。 - 岐阜を拠点に全国制覇を目指す
1567年に美濃国を平定し、稲葉山城を「岐阜城」と改名。拠点にしながら戦国大名として台頭していきました。 - 戦術と軍事の革新
鉄砲の効果的な活用(長篠の戦いでの三段撃ち)や、機動力を重視した軍事戦略で数々の戦いに勝利しました。「桶狭間の戦い」では、今川義元の大軍を相手に少数で奇襲を仕掛けて勝利したため、一躍有名に。 - 経済と文化の振興
市場経済の発展を目指して楽市楽座を導入し、自由な商業活動を促しました。西洋文化やキリスト教を積極的に受け入れ、南蛮貿易を推進。結果、鉄砲や新たな技術が広まるきっかけを作りました。 - 比叡山焼き討ちや寺社勢力の排除
武力で自らの目指す秩序を築こうとした信長は、既存の宗教勢力(比叡山延暦寺や本願寺など)と激しく対立しました。これは信長の強権的な面が強調される部分でもあります。
信長は日本の歴史において「革新者」「革命家」として捉えられることが多く、その生涯は多くのドラマや小説、映画で描かれています。冷酷な独裁者としての一面と、理想を追い求めた革新者としての一面が魅力的な人物です。
また、地上の楽園と称されるほど美しい景観の宮殿を建設し、来客をもてなす優しさを持ち合わせていました。そして、戦国時代の城は、単なる軍事施設であるとされていましたが、織田信長が建立した岐阜城は「魅せる」ことに重きを置いていたため城から望む自然景観を大切にしていたのです!
賓客に信長自ら食事を運んだり、長良川鵜飼を接待にもちいり岐阜のおもてなし文化を、宣教師や有力者に披露し魅了していました。
織田信長公と岐阜は非常に深い関わりがあり、歴史ファンや観光客にとって魅力的な場所が数多く存在します!
織田信長と岐阜
織田信長は1567年、美濃国の斎藤氏を破り稲葉山城を手中に収めました。城の名を「岐阜城」と改め、城下町の整備を行い、岐阜を天下布武の拠点とし活躍。その結果、岐阜は一時期、政治・経済・文化の中心として栄えました。
岐阜市周辺には信長が日々過ごした場所や、政策が直接影響した地域が多く残っています。ゆかりのある場所を巡ることで、信長の考えや当時の情景を深く感じ取ることができますよ!
訪問する際には、各地の歴史案内板や資料館で詳しい情報を学ぶこともおすすめです!
織田信長 ゆかりの地 おすすめ8選
岐阜城 | 稲葉山城を改修して「岐阜城」と命名した信長の居城。 現在は金華山の山頂に復元された天守閣があり、展望台からは岐阜市街や長良川が一望可能。 岐阜城資料館では、信長の関連資料や当時の歴史を学べます。 |
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岐阜市 歴史博物館 | 織田信長や岐阜の歴史に関する展示が充実しており、信長時代の城下町の模型などを見ることができます。 |
信長公居館跡 | 岐阜城の麓にあった信長の居館跡。現在は公園として整備されており、庭園や遺構を巡れます。 |
金華山 ロープウェー | 岐阜城へのアクセス手段として人気があり、金華山の自然と信長ゆかりの歴史を楽しめます。 |
長良川 | 信長が岐阜の統治のために重要視した川。川沿いの景観は美しく、観光スポットとしても知られています。 |
伊奈波神社 | 岐阜城の近くにある伊奈波神社は、信長が岐阜に入った際に参拝したと伝えられています。 武運を祈る場として信長が重要視した場所でもあり、現在も地元の人々に親しまれている神社です。 |
崇福寺 | 信長の菩提寺として知られています。信長が岐阜を統治していた時代に建立され、信長自らが寄進したとされています。 寺院には、信長が関わったとされる文書や遺物が保管されています。 |
おすすめの織田信長ゆかりの地は、上記になります。
順番に巡り、ぜひ歴史発見の旅をしてみてくださいね!
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
「美濃へは何度でも訪れよ」と宣教師に伝えるほど、岐阜を愛しおもてなし文化を広めた織田信長。信長のゆかりの地を巡り、岐阜市や岐阜城に関して楽しく知識を深めてみてください!