飛騨の里と白川郷の違いはなに?
詳しく知りたいな
今回の記事ではこのような声にお答えしていきます。
飛騨の里と白川郷は、どちらも「合掌造り」が有名な観光地。現地の写真を見るだけでは、どっちも同じような場所なのでは?と疑問に思いますよね。
実際、どちらか片方しか足を運ばなかったという方がいます。しかし、飛騨の里と白川郷には明確な違いが7つもあるんです!片方にしかない魅力があるので、観光する目的に合わせて選ぶことがおすすめですよ。
そこで今回は、現地で調べた飛騨の里と白川郷の違いをご紹介します。
飛騨の里と白川郷の違い7選
特徴 | 飛騨の里 | 白川郷 |
---|---|---|
合掌造りの中に入れる数 | 沢山 | 少ない |
モノづくり体験ができる | 〇 | × |
ライトスポットがある | 〇 | 〇 |
人が住んでいる | × | 〇 |
高山駅からの距離 | 10分 (近い) | 90分 (遠い) |
入場料金 | 有料 | 無料 |
営業時間 | 年中 無休 | 無 |
1つずつ解説していきます
①合掌造りの中に入れる・入れない
飛騨の里 | 白川郷 |
全ての合掌造りの中に入れる | 合掌造りの中に 入れる | ほんの一部の
飛騨の里は、30棟全ての合掌造りの中に入れます。
民家の中には、住居の解説文章が貼ってあるので、歴史を学びながら時間を過ごせます。事前に予習していなくても安心ですね。
修学旅行でも選ばれる施設なので、子供の教育にも良いスパイスを与えられること間違いなし。
一方、白川郷は、実際に人が住んでいる集落をめぐるので、ほぼ外観を鑑賞して終わりです。一部の合掌造りの中は入れますが、数としては少ないので物足りないと感じることも。
複数の合掌造りの中に入りたい方は、飛騨の里がおすすめです
②モノづくり体験ができる・できない
飛騨の里 | 白川郷 |
実演を鑑賞できる | モノづくり体験や体験できない |
飛騨の里は、合掌造りの中でモノづくり体験ができます。
「実演のみ」鑑賞可能なので、体験はしないけれどモノづくりの実演が見たい!という方でも楽しめますよ。
実際に手を動かし、講師の方の話に耳を傾ける時間はかなり貴重な時間となります。カップルや家族で体験すると、思い出と手土産を持ち帰りできるので、思い出話に華が咲くはず。
一方、白川郷は外観を見ることがメインなので体験をしたい方はご注意を。
旅行の目的が、飛騨の伝統を体験するか?風景を楽しむか?によって楽しさが変わります
③ライトアップがある・ない
飛騨の里 | 白川郷 |
開催 | イベント時のみ(住居の灯り) | 毎日
飛騨の里は、人が住んでいない展示施設なので、営業時間は17時まで。夜間に灯りで照らされた風景を見ることができません。
一方、白川郷は実際に人が住んでいる集落なので、家の中で照らされる自然な灯りを毎日鑑賞できます。
飛騨の里と白川郷、どちらもライトアップは秋と冬にイベントとして開催します。期間は、毎年秋と冬。紅葉や雪景色を背景に浮かび上がる合掌造りが見ものです。
- 日程が限られている(短期間の開催)
- バスは夕方から運行していないため、歩いて登らないといけない
- 1月中旬~2月中旬開催
- 豪雪地帯の夜間なので、かなり冷え込む
ライトアップイベントは夜に開催されるので、上記の記事から宿泊施設の場所を考慮して選びましょう!
高山市内や、白川郷合掌造り集落の中にある宿泊施設がおすすめです!
④人が住んでいる・いない
飛騨の里 | 白川郷 |
(展示施設) | 人が住んでいない(集落) | 人が住んでいる
飛騨の里は「展示施設」なので、合掌造りの中に人が住んでいません。
しかし、完全に人が住んでいないと家が崩れてしまうので、飛騨の里では毎日スタッフが囲炉裏の火を起こしています。
また、観光客が少ないので、閑散としている場所であれば、動画や写真を撮り2人だけの想い出をつくることもできますよ!
一方、白川郷の合掌造り集落では、実際に人が住んでいます。
観光客も白川郷に集まるので、写真撮影の際に人が映りこむこともしばしば。しかし、白川郷は人が散らばりやすい広大な土地なので、時間帯と場所を選べば影響は少ないでしょう。
どちらも、歴史のある建物を守るために人が携わっています!
⑤高山駅からの距離が異なる
飛騨の里 | 白川郷 |
15分 (近い) | 高山駅からバスで50分 (遠い) | 高山駅からバスで
飛騨の里は、高山駅からバスで15分の距離です。かなり近いですよ!
高山市内を効率よくめぐりたい方は、飛騨の里へ足を運ぶと良いですよ。
一方、白川郷は高山駅からバスで50分の距離です。
移動時間を要するので、移動時間を節約したい方にとってはツライかも。しかし、高山市内から離れて穴場の観光スポットに遠出ついでで行きたい方には、白川郷がおすすめです!
時間を逆算し、どちらに行くべきか判断してください!
\100円バスの乗車についてまとめました/
⑥料金が異なる
飛騨の里 | 白川郷 |
高山駅からのバス代は安い | 入場料が必要。白川郷までのバス代が高い | 入場料は無し。
飛騨の里は、700円の入場料がかかりますが安めの値段設定です。また、高山駅から往復でバスを利用すると200円で済むのでコスパが良いですよ。
一方、白川郷は住民が住む集落を観光地化したため、入場料は発生しません。
ただし、高山駅からのバス代が約5,000円かかります。移動でかかる交通費を考慮すると、白川郷は高く感じてしまうかも。
世界遺産に登録された、白川郷の絶景を見たい方は、お金を費やしましょう!
⑦営業時間が異なる
飛騨の里 | 白川郷 |
8時から17時まで | 一日中、鑑賞できる |
飛騨の里は、年中無休・8時〜17時までの営業時間です。展示施設なので営業時間内でしか鑑賞できません。
一方、白川郷は住民が暮らす集落を観光地化しているため、「営業時間」がそもそも存在しません。朝から夜まで、散策したり景色を鑑賞できますよ!
ただし、駐車場の利用時間は8時~17時までなので車で行く方は早めに帰宅せざるをえません。
バスで行く方の場合、最終便の時間があるので滞在できる時間としてはどちらも同じくらいになります。
朝から夕方まで、満喫したい方は計画的に動きましょう!
飛騨の里と白川郷の魅力・楽しみ方
飛騨の里と白川郷は、それぞれ魅力があるので飛騨の里は〇〇が無いから行かなくていいかな…と、妥協する方がいます。
しかし、どちらに足を運んでも楽しめる共通ポイントがあるので必ず確認して欲しいです!
それぞれの場所で楽しめるポイントをご紹介します!
①旅行の目的に合わせて楽しむ
飛騨の里 | 白川郷 | |
---|---|---|
高山駅からの距離 | 近い | 遠い |
(バス) | 高山駅からの乗車料金(往復で200円) | 100円(往復で5200円) | 2600円
世界遺産登録 された建物 | 国の文化財や有り | |
↑上記の数 | 4棟 | 集落全体(100棟以上) |
周辺の施設 | モノづくり体験 | 温泉・飲食店 |
飛騨の里か白川郷、どちらに行こうか迷う時は旅行の目的に合わせて選びましょう。
他にも行きたい観光スポットがある場合は、交通代を節約することを重視したり、アクセスがどちらが便利なのか?を考慮することがおすすめ。
例えば、白川郷に近い金沢の兼六園や、「お宿 結の庄」に行きたいなら、白川郷に行くと良いですよ。
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楽しい旅行になりますように☺
また、周辺施設に何を求めるかも大切です。飛騨の里ではモノづくり体験を楽しめますし、白川郷では温泉の「白川郷の湯」で観光ついでに疲れを癒せます。
白川郷バスターミナルから、徒歩1分の好立地にあるサウナ付きの天然温泉・日帰り入浴可能な最高の温泉施設です。露天風呂から荘川の景色を眺められますよ。
紙に書き出して、目的を明確にしてみてください!
②体験・食事を楽しむ
飛騨の里 | 白川郷 |
できる。 休憩スペースで 食事をとる。 | モノづくり体験がお土産を購入できる。 | 食べ歩きグルメを堪能できる。
飛騨の里と白川郷では、幻想的な合掌造りの景色を眺めながら食事をとれます。
特に、白川郷は展望台からの景色が良いので、絶景を望みながら食事を楽しめますよ!食べ歩きもでき、お腹も心も満たされます。
買い物やグルメを重視できる楽しい観光スポットです。
漬物やラーメンなどのお土産もたくさん販売されています!
③映えスポットで写真撮影
飛騨の里 | 白川郷 |
観光客がすくないため、開放感がある。 | 高台にある合掌造りを、下から見上げられる。観光客が多いが、集落が広いため人が散る。 | 展望台からの景色が良い。
飛騨の里と白川郷、どちらも映えスポットで写真撮影することがおすすめ。
春〜夏は緑が生い茂る雄大な景色が楽しめます。秋は鮮やかな紅葉、冬は合掌造りの屋根に厚く振り積もった雪の景色を鑑賞できますよ!夕方に行くなら、ライトスポットで照らされる幻想的な合掌造りをぜひ激写してください。
白川郷の集落全体の景色は最大規模なので、伝統建築や合掌造りの家々の風景に興味がある方は大満足の時間を過ごせるはず。
四季ごとに、写真を集める楽しさがあります!
結論 どっちも楽しい!
今回の記事はいかがでしたか?
結論、飛騨の里と白川郷はどちらも楽しめる観光スポットです!
どちらかでしか体験できない内容に魅力を感じて行くか決めたり、距離や交通費を考慮しコスパ重視で選ぶこともできます。似ているようで大きく異なる施設だからこそ、相違点に着目し観光計画を立ててみてくださいね!
\飛騨の里の情報はこちら/